第163話/海堂の知らない世界
今までにも大きな爆弾を落としてきたアニプリ乾海エピソードですが、今回もやってくれました。
「あくなきこだわり」「思い出の決着」のシリアス路線ではなく、「デートだ!」路線の楽しくも目まぐるしい、そして恐ろしいまでの萌え津波に見舞われた30分間でした。
住宅街を一人ランニング中の海堂。その首にかけられているのは黄緑色のタオル…。
これはもしやあの時(2004年3月3日放映・乾海新たなる伝説「思い出の決着」)の!?
まあスタッフ同じだしな……。本当にトラン○アーツには乾海班がいるんですね…。
このタオルがどのような経緯で乾から海堂に返されたのかを考えるだけで一日くらい軽く過ごせそうです。
それはさておき、そんな海堂に走りよるリョーマ。
桃城と菊丸は学校のコートでラリー。乾と大石はその脇のベンチで打ち合わせ。
この時点で既に作画の美しさにテンションが高まります。
今回の主役である海堂はもちろん、乾が本っ当に格好良い。
空を見上げて午後の降水確率を予測する横顔はまさに男前。座り方がまた男っぽくて萌え!
今日のリョーマは海堂が気になる気分らしく、いろいろ話し掛けてみるのですが海堂は黙々と走り続けるのみ。
にゃんこ二匹はかわええのう…。
というより愛想ナッシングス再びですかね。リョーマと海堂の兄弟っぽいところがかわいい。
学校に着いてから海堂に水分補給を注意されたリョーマが「ねえ、これ飲む?」と差し出したのはパック入りの牛乳。
水分補給にも牛乳が最適だ。(そうかあ?)
あれだけ乾と海堂が牛乳の素晴らしさを説いたというのに…、自分でちゃんと飲みなさい(笑)。>「MILK」
そんなリョーマに向かって桃城の打ち損ねた剛速球が飛んできます。
それを庇って倒れる海堂。お兄ちゃん!!
二人に気づいた乾の「海堂!」という声が非常に切羽詰まっていて非常に萌えです。すごい本気の声なんだもの。
そして場面は変わって保健室。
正直ここまではしっとりしたいいムード……ぶっちゃけマトモでした。
ここから堤が崩れたように怒濤の展開が始まります。
ナチュラルに薫ちゃんとのたまう菊丸を先頭に保健室から出てくるのですが、最後に二人で出てきた乾海にクローズアップ。
「どこか他に痛む所とかはないか?」
…なんて優しい声音で喋るんですか!この人は!
しかもこの口振りだと乾が手当てしたっぽいですね。
てことは当然頭の包帯を巻いたのも乾。
あのツヤツヤの黒髪に指を差し入れてくるくると…!
更に向かい合ったときの二人の体格差が!!
肩幅とか、明らかに乾の方が広くてがっしりしてる…(萌)。
この質問に海堂は特にないと答えて、良かった…と明らかに大きな安堵の滲んだ声で一息ついた乾はこの直後に凍り付きます。
「先生はこのクラブの顧問なんですか?」という海堂の言葉のために。
海堂、頭を打って記憶喪失。
乾がレギュジャの上を着ていなかった(上は白いTシャツ)のはそういう伏線か。
……手塚がいたらそっちだったんだろうか…?(いや、手塚はいつでもレギュジャの男だ!例/抽選会)
さて、ここからの黄金ペアのテンションの高さは異様でした。
菊丸だけならともかく、大石までもが変なリズムに乗っている!
乾を褒めたたえる二人の息の合い方はまさに「めおと」。
SR(リョーマのセカンドアルバム)にゲストしていた大石と菊丸だったらこのテンションかもしれない。
今回、乾海ボイスに負けずTKも熱演です。
「敵に回すと恐ろしい男!」の時のひっくり返り気味な声が特に愛しい。
他にも大石のひらめき電球が手塚だったのがもうなんというか…(指示棒もジョッキだし…)。
黄金ペアが夫婦漫才を繰り広げる横で硬直しつつも(恐らく)現状データ処理をしていた乾は遂に灰になる始末。
桃城曰く、「マムシに先生って言われたのがそんなにショックだったのか!?」=「海堂が自分のことを忘れてしまったのが物凄くショック」
夕べだってあんなに熱い想いを確かめ合ったというのに!と、そう解釈したっていいんですよね?(いや、夕べがどうかは知りませんが)
正直今回の話のメインはあくまで海堂で、乾は記憶を取り戻させるために野菜汁を飲ませるくらいしか絡みがないんだろうな〜と思っていたんです。なので、この時点で満足しておりました、が、ここからが更に凄かったです……(恐)。
しかしまずは軽くクールダウンとして、スミレちゃんのお見舞いに出掛けていたタカ不二に場面が移ります。
二人の前を横切る黒猫の大群。素直に驚くタカさん(あなたの純粋さが眩しい…)。片眉を上げて何かを感じ取る不二。
今回本当にテンポが良くて、間の取り方が最高でした。
黒猫とか霊柩車とかカラスとか(ケータイの時計も14:44/笑)、ちょっとウテナ入ってるような演出がイイ!
演出といえば冒頭でラジオが映る場面もなんだか素敵だった。他にもコートに入る前に一礼する海堂とか、こだわりがあってよし!
その頃青学ではとりあえず部室で対策が練られていました。
ここで取り出したるは「別冊後輩ビデオ海堂その3」
その3でルド戦ダブルスですか……。レギュラー入りする前から記録されてるんじゃないのかしら。
いやもしかすると海堂のビデオだけは画質重視で標準録りなのかもしれない。
当然家に帰れば保存用テープとかマスターテープとかDVD版とか「番外編・愛のメモリー」があるんですよね?(確定)
目下乾の欲しいものはそれらを万全に保管するための防湿庫だったりしませんか?
そんな怪しげなビデオでしたが、効果無し。
むしろ悪化です。
桃城がムカつくことはなんとなく覚えてるのはともかく(そこまで…と少し桃城が哀れに)(左ストレートは某拳闘アニメですね?)、猫化ですよ、猫化。
これは、自分が映っているというビデオに猫(カルピン)が出てきたのを見て自分は猫だと思ったの?(大分無理のある三段論法だな…)
それとも普段押し殺していた(不完全な気もしますが…/笑)猫に対するときめきが溢れ出してしまったの?
やっぱり海堂も「にゃ〜ん」とか猫撫で声で話し掛けながらニャンコをなでなでしたかったのね。
しかし自らがニャンコになってしまったらむしろ撫でられる方だということに海堂は思い至らなかったようです。
猫化した海堂を見て「ついに私の出番が来たようだな」と、警戒心の強い猫を手懐けるのはお手のものと言いたげな乾が再び立ち上がりました。
「おいで海堂…。よーしよーし、いい子にして。よーし、いい子だね…。いい子の海堂には、ごほうび、あ・げ・る…」
「いい子の海堂にごほうびをあげる乾」はいろんなシチュエーションで見たり読んだりしたことがありましたが……、この瞬間心臓が止まりかけました。
あ の 声 、 想 像 以 上 … !
しかも海堂の頭を撫でる乾という超強力コンボ!
ちょっと目の前で起こっていることが現実なんだという確信が持てなくなる破壊力でした。
「おいで」「いい子」「ごほうび」という乾海ファンならどれかひとつは必ず一度は夢想する言葉をいっぺんに…!
なんなのもう!私たちをフォアグラにでもする気!?望むところだ!!(そして見事に調理されたフォアグラが冬コミあたりでずらりと並ぶんだろうな…/笑)
文字にするとベッドの上で囁いていても違和感のない台詞だと改めて感じます。
とりあえず乾は治療の際に外した海堂のバンダナをどさくさでパクる気満々だったことが明るみに出ました。
ナイスツッコミ、リョーマ!>「っていうかあのバンダナ…」(「つか後輩ビデオって…」もファインプレー)
今回まともに心配をしているのは君だけだ。
自分を庇ったわけだから責任感じてるのかな。
ところで「俺の体もボロボロッスよ!」(桃)という台詞……、もしかしてスタッフに仮面ライダー剣ファンがいたりします?(笑)>「俺の体はボロボロだ!」by橘さん(not峰)
汁(ホット)によって居られなくなったと思われる部室を後にして一行は校外へ。
好奇心は猫をも殺す、という言葉に過剰反応した海堂に菊丸は「あのおじさんは命までは取らないからね」と言っていましたが、うん確かに命は絶対に取らないよ。
他の大切なものは取られるかもしれませんが。
…もうすでに捧げてしまっている気もしますけどね☆
辿り着いたのは河原。乾の記憶奪還作戦第二弾です。
川の中で海堂に手ぬぐいを手渡す乾。
この時の菊丸の「きたきたきたーー!」は乾海視聴者の心の代弁です。
遂に来たよ二人の思い出再現作戦!
「こうだ、こう!海堂、見てるぅ!?」
キ モ い … !!(爆笑)
確かに乾は必死なんだけど、菊丸の言う通り鬼気迫ってるんだけど、キモいよ!!
何故か一緒になって手ぬぐいを振り始める大石も大概でしたが(笑)。
そんなオカシイ先輩達に着いていけない海堂にもう一度ボールをぶつけることを提案する菊丸。
当然脱兎の如く逃げる海堂。
その腕を掴んだのは乾。
見つめ合う二人。
そして……二度目のプロポーズ。
「海堂…俺に未来、預けてみるか?」
一度目のダブルス〜がお付き合いして下さい!だとしたら、今回は俺と幸せな未来を築こう!とか幸せにするよ…といった感じでしょうか?(つまり結婚の申し込み)
さすがに「七年後」発言は遠回し過ぎたと反省したのか、直球です。
しかし返事は更に直球でした…。>断る!
またこの声が可愛いんだわ…。
記憶をなくした海堂は声のトーンが常にちょっと高めで、いかにいつもの海堂が張り詰めた空気を作っているのかが分かります。
そうか…素の時とか、気を張る余裕のないときはこんな可愛い声なんだね…。
そりゃあ燃えるよね、乾?
まあそんな訳で断られた乾は再び灰になってしまったのでした。(合掌)
リベンジ、期待してます。(真顔)(でも絶対ないとは言い切れない…)
すいません、もう後は力尽きたので簡単に流す程度で勘弁して下さい…。また時間があったら書き足します。
・観月に迫られてもがく海堂はなんかヤバい。
・「はぁ…どこへ行ったんだ海堂…」河原で一人落ち込む乾。
くそ、やっぱり今日の乾は相当カッコイイ…!背中が!!
・裕太の湯飲み(どっから出てきた…)はかわむらすしの湯飲み?
こんな所でも密かにタカ不二!?
・海堂が「裕太!」って呼んだ!わー!かわいいの二乗!!
・「どうも調子狂うんだよにゃ……あ///」
裕太!!!
恐らくこれで不二は大満足してこれといった制裁を観月に与えなかったんだね。(裕太は拉致されてたけども)
・スネイク…脚のアップは忘れない。
今回脚とか腕にハイライト多くない?っていうか最初にボールを打ち返したときの太腿チラリは、下からのアングルも相まってかなりギリギリだと思います。脚の付け根まで見えそう。
頭を抱えて「覚えがある〜!」とぐるぐるするシーンの腰チラも相当ヤバい。腰骨が!!
・観月の「はーいはいはい」がなんかいいテンションだった(笑)。
・「ごめんニャさい!」萌えーー!!
・海堂の招き猫ポーズは、モー娘に混じって女子かしまし物語を踊っても違和感のないくらい可愛い。
次、海堂薫さ〜ん!♪
・「こんな乱暴なのが自然ってどういう奴だったんだ…」と元の自分に苦悩する海堂が愛しい。
・全速力で河原から走ってきたと思われる乾。うん、でもキモい。←褒めてます
最後まで気を抜いてはいけない!ということで提供画は、記憶の戻った海堂を抱きしめる乾でした。
乾が涙を流して喜んで、勢い余って海堂を抱きしめているのはまだ分かる。
でも海堂はなんだって大人しく頬を染めてされるがままに抱き締められているの…?
ごちそうさまでした…。
というわけで大変美味しく頂いてしまいました。
DVDはきっと予約して買うと思います。
本当に製作orアフレコ風景が見てみたいよ…。
しばらくはこれで生きていけます!ありがとう!!
|