第89話/青学、ダダダ壇
どうしよう、良い話だった…。
などと一瞬狼狽えてしまった私は純粋なテニス少年達には会わせる顔がないと思いました。
あの、レギュラー以外の三年生は本当にいないんですか?
前々からほとんど出て来ないよな、とは思っていましたが、今回の整列&指示を与える場面では何だかマジでいないっぽい。
原作ではちらりとモブの中に紛れていたりもするのに、原作のフォローが得意なアニプリでいないとはこれ如何に。気になります。
スミレちゃん、手土産に釣られていないかい?
そんなにお茶が好きなら是非うちの実家の一番茶をプレゼントしたい。
そしたら一日くらい練習を間近で見せてもらえるかもしれないし。
やったぜ、生乾海だ!!
千石は自らを見つめ直す旅にでも出たのですか?
亜久津が抜けた上に千石もいないなんて…。
86話を見るとアニプリでは全国への切符は4枚っぽいですが、もしまだコンソレーションがあって山吹にも望みがあるのなら千石抜きはかなり厳しいと思うのですが。ただでさえ出たがりエースでたくさん試合をこなしてそうなだけに深刻なんじゃないでしょうか。
千石以外が弱いという訳ではないのでコンソレーションは何とかなりそうな気もしますが、全国は…。
もしかして何とか皆で全国への切符を掴んでそこに颯爽と帰って来るっていう展開ですか?
「や、タダイマ」
「千石!」
「みんな、心配掛けてメンゴ。でももう俺は負けないよ」
「千石…!」
ええ?アニプリ全国やるの!?(一番の問題)。
青学練習風景に感激する太一。
きょろきょろと見回すその先では海堂と乾がコートの同じ側で練習を…。
単に二人一組でネットを挟んだストローク練習とかじゃないよね?
ダブルスだよね?
だってアニプリはまだダブルスでのカリ(原作表記)を返していないんだもの。
つまりまだまだ乾がダブルス練習を口実にいろいろお誘いを掛けることが出来るという訳ですよ。
よく考えたらダブルス練習でもないのにわざわざ隣に来て練習している方がある意味萌えるのかもしれませんが。
一年生の交流の輪が広がっているようで微笑ましいです。
微笑ましいといえばまずはリョーマの真似から入る太一も。
その格好のまま本人の目の前に出られるのはなかなか図太い神経だけど(前からです)。
ぽっと赤くなる太一が可愛い。
リョーマのテニスを盗むついでにバンダナの先輩に更にレベルの高い可愛い頬の染め方も習っていくと良い。
乾はやっぱり桃城が嫌いですか?
とどめを刺して行きましたよ…。
こういうのは普段は菊丸か不二の役目だと思う。
あ、きっと海堂と同じDコートじゃなくて拗ねてるんだな。
八つ当たりは駄目ですよ、乾さん。
おおお、オジイの逸話が遂にアニメで明らかに!
30年…。私立だとしてもあの高齢。きっと教師じゃないんだろうな…。
あ、職人だっけ。
ツイスト左で打ってるけど…(打てることはさて置き)。
と最初はそう思いましたが左利き相手には左で打たないと意味がないんでしたね。
さすがアニプリ、こういうところはキッチリしてます。
「うっそだーん」が聞けてちょっと感激しました(本当)。
六角はテニスを楽しむことで秘められた力を引き出すそうですが、そうなると六角で育ちながら敢えて勝つことを目的としたルドルフを選んだ木更津淳はどういう人なのかな、と思わず考えてしまいます。
試合中の様子や「くすくす楽しいや」というような台詞から、そんな楽しむことは二の次という状況でも六角スピリッツを発揮している彼は非常に興味深いです(柳沢も楽しんでたけどね。と言うかルドルフで勝つことに捕われてピリピリしていたのは観月だけで後のメンバーは割とマイペースでしたが)。
「淳、本当に行くの?」
「行くよ。もう決めた」
「…六角じゃつまらない?」
「違うよ、亮。六角がつまらないんじゃなくて、ルドルフが楽しそうなだけ」
「そっか。じゃ、楽しんできてよ」
「うん」
「ダビデが何か面白いコト言ったらメールするし」
「それ無理じゃない?」(以上木更津双子設定で)。
うわあ、萌え☆
カッコ悪いことが耐えられないという極めてシンプルな亜久津の美学が私は好きです。
たとえもうテニスをすることがなくても、その信念を貫き通す彼の姿をまたどこかで見てみたいです。
今回はリョーマに憧れてテニスを始めた全てのお子様達のために作られた作品だったと思います。
憧れでテニスを始めてもやっぱりマンガのようには上手く行かないものです(リョーマは更にキャリアが違う)。
結局太一が取れたポイントは最初のツイストサーブだけで、諦めることをやめた後も全く歯が立ちませんでした(この辺シビアで凄く好き)。
努力し続けてもすぐには報われないし、必ず報われるとも限らないけれど、でも上手く行かないとつまらなくなって飽きてしまう人達に、まずはテニスを楽しんで好きになって欲しいという気持ちが込められているような気がして、ちょっとじーんとしてしまいました。
そしてそんな感動を吹き飛ばす次回は暴走…じゃなくて、房総ビーチバレー。
思い切りの良い貴方達が大好きです、トランスアーツ様。
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