第97話/決着のスマッシュ
さすが放任主義の越前家。
でもいくら見当が付いてるからって、ちょっとは心配しとこうよ、お父様。
一応まだ12歳なんだからさ。
でもリョーマはともかく剣太郎は千葉から来たんですか?
確かあなたたちはバスを借りて会場に来てたよね?
…燃え過ぎです。
スミレちゃん、一瞬期待しちゃったじゃないか…。
分かってるけど、分かってるけど…。
ぐっすり眠っている二人は可愛らしかった。
タカさんに起こしてもらうなんて羨ましい。
でもこれが不二辺りだったらある意味飛び起きそうだ。
乾と海堂はまた七夕ポジション(両端)ですか…。
ゴールデンペアなんてしっかり隣同士なのにね 。
海堂は真ん中に陣取るキャラじゃないし、乾もデカいせいかやっぱり端が似合うから仕方がないのかな…。
か、海堂だけ(?)がリョーマのフォロー!?桃ならともかく…。
ビーチバレー以降仲良くなったのかしらこの二人。
もちろんリョーマの実力を認めていると思うけれど、でもそれを口に出さないのが海堂らしさというか…。
ああ、きっと乾に言われた「後輩の面倒を見るのも先輩のつ・と・め♪」が効いているのね(また古い話を…)。
気のせいかしら、荒井様、ハチマキしてなくな〜い?
ハチマキ オン ヘアバンドじゃないの〜?(ヘアバンド取れよ)。
そしてレギュラーは試合が全部終わったらハチマキ外そうよ…。
飴をくれるオジイ…。
アスレチックに遊びにきている子供たちと同レベルってことかい?
でも実際オジイの中では同列なんだろうな。
そうすると六角は試合に勝つ度にお菓子をもらっているのか。…安上がり…(寿司と比べるな)。
…って海堂だけもらえなかったってどういうこと!?
184cmの大男ももらっているのに!(しかし一番似合わないのはここにはいない手塚であろう/見たかった…)。
畜生何だよ、飴もらえなくて不貞腐れてると乾が自分のをくれるとでも考えて萌えとけって?
それで幻の流血と釣り合わせろって?
「疲れたときに適度な糖分は大変好ましい。…お、レモン味だ」
「先輩、試合してないじゃないッスか」
「……欲しかったのか?」
「べっ別に!そんなことねえよ!」
「開ける前に言ってくれれば良かったのに。もう口に入れちゃったからな…」
「要らねえッス!」
「いやまあそう言わずに…」
「どうせ口移しとか考えてんだろ!」
「あれ、分かった?」
「…アンタの考えそうなことだ」
「ほう。大分学習してきたね」
「フン」
「でもさすがに皆の前ではそんなコトしないよ」
「…どうだか」
「本当だよ。ほら」(飴を口から出す)
「…」(まだ疑惑の目)
「はい、あ〜ん」
「…ん」(恐る恐る口を開ける)
「はい。どう、美味しい?」
「…」(コクンと頷く)
「良かった」
「…アリガトウゴザイマス」
「もう一個の方は帰ってからね」
「もう一個?」
「キス」(耳元で)
「…!」
「今度は誰もいない所でゆっくりと、ね」
「…飴だけで充分ッス」
「甘い物は体に良いって言ったろ…?」
「…アンタのは毒だ」
口移しに気を取られ過ぎて結局食べかけをもらっていることに気が付かない海堂薫14歳。
…萌えるけど、確かに萌えるけどさ、このシチュエーション!でも自分で書いたんじゃ半減なんだよ!
そしてやっぱりアニプリで、あの絵で、声で、流血を見てみたかった…。
最後の、カルピンを侍らせてお風呂に入るリョーマは飴以上に海堂が羨んで仕方ないと思います。
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