Genius198/ライバルとして
ただひたすらどうしよう…が最初の感想でした…。
言葉が出てきません。
「ライバルとして」というタイトルからして、ブーメランを返されて衝撃を受ける海堂を桃城が励ますとか、とにかくこの二人の信頼話なんだろうなーとは思っていましたが…問題はそこじゃなかった。
すいません、桃にまで目が届きません。(あ、でもすごく格好良かったです!)
だって、だって、あの子があんな顔を…!!!!
先に立海で気になった所を書いておくと、
巻頭カラーは幸村がかっさらっていった…。さすが部長…。
とか、
立海レギュラーの記念写真入りの写真立て(只今流行中)かと思わせておいて実はカレンダーという見事なフェイク!さすが部長!
とか、
柳生もかなり背が高い。柳との対比からすると手塚と同じくらいでしょうか。
とか、
『蓮二』に表記が戻ったのは読者の反応がフィードバックされた結果なのか?
とか、
今回の仁王の語尾がプリッじゃなくて良かった。(格好つかねー)
とか、
真田がベンチに座っているけれど立海にはパワーリストを外すと煩い監督がいたのではなかっただろうか。もしや幸村の手術に付き添っているのかしら。(だいぶ監督業から逸脱している気がしますよ?)
とか、
ジャッカル鶴の舞。(違)
とか、
ダブルスは2人でやるもの、とは言われましてもスイマセン青学D2の片割れはまともに2人でプレイしたことの方が少ないので(→桃/1人だったり3人だったり…)…。あ、でも海堂となら2人でダブルス出来たんで安心して下さい!
とか、
鉄柱当てを決めるブン太のラケットの上の辺りで真田と審判が仲良く並んでいるように見えて非常に笑える。
とかだいたいそんな感じです。(投げやり)
ではまず気を落ち着けるためにカラー扉から。
全員が視線をこちらに向けているなかでどうして手塚と海堂だけが目をそらしているのかが気になりますが(いや、乾は実は海堂の方を見ているのかもしれない)、今回は全員凄く整っているのでそちらに注目したいと思います。
うわ、乾が格好良いよ…。
口を閉じているというのはこんなにも重要なポイントだったんですね…。
海堂はバンダナ秋の新色披露。純白…!
海堂が身に付けるだけで、真っ白でありながらも何にも染まることがない気がしてくるから不思議です。
問題の本編。どうやら先週号での出来事は海堂史上最大の衝撃だった模様。
い、痛々しい…。前回の六角戦では底力を見せたのに…。
乾は乾で蓮二のことで手一杯な様子。
でもここの上から見下ろした乾はなんだかすごく男前で真剣にときめいたんですが、異議はありませんね?
うっかり下をジャージに着替えてしまったことにより更に強調。(結果オーライ)
それにしても「海堂は堕ちた……」だなんて真田さん…なんてことを…。
「もう冷静にプレイすることは困難だ」と「チクショー」のところの虚ろな目…。
わたし、もうどうしたらいいかわからない……。
もう冷静に〜のコマの方は茫然自失って感じだけれど、チクショーの方は本当に参っていて弱り切ってしまっているって感じで…、こんな表情で「先輩…俺、もうどうしたらいいか…っ」とかなんとか言われたら乾はどうかなりますよ。(断言)(そして無理矢理明るい方向に持って行ってみる)(…明るい?)
海堂のブーメランスネイクのように完成に至る過程が細かく段階を追って描かれた技はテニプリでは他にないと思います。
それぐらい作者も思い入れが有ったのは確実だと思うのですが、そこを敢えて同じポール回しで返して完膚なきまでに突き崩してみせるということは、もう一度新しく何かを作らせるということなんでしょう。
いろいろと対照的な桃城はどちらかというと天性のセンスを持っているタイプなので劇的な成長を遂げることもままありますが、海堂にはやはり今までの様にコツコツと積み上げていく様を期待したいです。
だってそれが海堂だから。
乾海的視点を入れるなら、ある意味海堂のテニス人生を象徴するブーメランが破られたということは、乾と共に築いてきたものが根底から覆されたと、やっぱりそういうことなのかなあ…。
……土台から作り直せ貞治!諦めるんじゃないぞ!
二人で地面を均すところから始めたらいいじゃないか!
勿論海堂は誰かにべったりと頼ることを良しとはしないだろうから、さり気なく手を貸すくらいで良いんです。時々上手に休ませてあげて欲しい。
乾もまたテニプリでは努力型に分類されると思うので、桃城に刺激を受けつつ乾と共に歩んで行く海堂を望みます。
今回の話を読んで海堂は、そして乾海は次のステップに進む時期が来たんだなと思いました。
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