Genius202/ゴールデンペア復活!!
D2終了後、早くもD1が始まりました。
ジャッカルとブン太が青学二年ズの力を認めたからか、ここから立海も全開宣言。全員パワーリスト無し!
桃城と海堂は直接の対戦相手どころか立海全員に外させちゃったよ…!やるねー!(©滝)
先週の試合終了後に外す演出も心憎いものがありましたが、今週も二人の健闘を讃えてくれていてちょっと感動。
6-1で負けたけれども得たものは大きかったよ、二人とも!!
ところで真田副部長、監督はどちらにいらっしゃるのですか…?
いや、違和感のない顔だちですけどね?
てな感じでD1は復活黄金ペアvs仁王、柳生のぺてんしんしペア。
あの…前にも書きましたが物凄く矛盾したペアな気がするんですが…?>ぺてんしんし
でもきっとコノミンのことだからこのミスマッチな所に徐々に味が出てくるんだろうなあ。期待してます。
つーわけで試合前から食えない男っぷりを見せつけてくれた詐欺師・仁王。真田の命令も聞きません。
過剰な自信というような浅はかさは感じられないので手強そうです。
え、この赤ちゃんはもしや…?あの時の…?
幸村カレンダーによれば関東第1試合の氷帝戦は二週間前の7/13。
もう退院していてもおかしくはない、のかな?
試合前のテンパってる様子が…自分に言い聞かせようとする所がすごく大石らしくて良かったです。
プレッシャーの内容が怪我への不安だけじゃなくて責任感も大きな割合を占めている所も彼らしい。
そんな相方にデコピンでリラックスさせる菊丸。ああ、ラブだ…。
そしてここでコノミ先生似の旦那を連れてあの時の妊婦さんが応援に!
「こりゃタイヘン」の時の見えない表情が凄く気になります。
照れと嬉しさと決意が混じった良い顔をしてるんだろうなあ…。
そんな訳で大石完全復活!
鼓動が止んだら死ぬじゃんとかいう不粋なツッコミは不可!(笑)。
試合も始まり、ムーンボレーもライン上にキッチリ決まって絶好調の大石。
しばらくは大石vs柳生、菊丸vs仁王で試合が進んでいる様子。
さて、ここで柳生の紳士(ジェントルマン)なプレイスタイルについて考えてみたいのですが、私は以前「まあきっと紳士なので相手に故意にボールをぶつけるようなことはしないでしょう。」(Genius195感想より)と赤也にかこつけて書いたのですが……、パートナーが故意にぶつけさせてました…。
もしかしてこのペア、すごーく仲が悪いんじゃ…?
というかジェントルマンな精神が柳生の信条だったらかなり不服に思っていそうなんですが。
来週辺り「仁王君!そのようなプレイは私の美学に反します!」とか言い出しそうです。
不動峰と当った準決勝では柳生はジャッカルと組んでいましたが、「どうも君と私は合わないようです」みたいなやり取りの末にブン太からジャッカルを借りてきたのでしょうか?(ジャッカルは物じゃありません)
どうもチグハグな匂いのする立海D1ペアですが、こうなったら黄金ペア、君達のコンビネーション(と書いて「愛」と読む)を見せてやれ!
さーて今週の乾海は?
フフ、やだなあ見落としてなんていませんよ?当然です。
1ページ目を見たときから「神様許斐様!!」と感嘆の叫びを上げていましたから!(心中で、ですよ?)
なんて言うか、物凄くつけ入る隙のあるカットですよね。
河原のプロポーズのようにバッチリ直球な乾海なシーンも非常に嬉しいんですが、こういうさり気ないシーンでさも当たり前の様に二人の世界を作られるとね…いろいろ創造したくなりますね。
このコマをネタにこれからどれだけの乾海ストーリーが生まれるのかと思うともう楽しみで楽しみで!!(他力本願)
てゆーか今回のコレはD2が始まって以来私がムラムラと考え続けていた(…)試合後の乾海妄想にかーなーりフィットするシーンでもーどうしよう!(落ち着こうよ、スドウさん…)
でもこんな美味しいネタをここでいたずらに書くのも勿体ないので後日じっくり書くことにしよう、うん。
まずは大石を見習って動悸を鎮めないとね。
しかし、見れば見るほど…イイ……(恍惚)。
最近乾海な展開に飢えていたこともあって至福の一時です。
まだ汗だくで息を切らしている海堂に何かアドバイスをしている風な乾。正面から向かい合ってじっとその話に耳を傾けるこの距離感(近!)。そしてこの身長差…!完璧だ…!
もうそのままギュッと抱き締めてしまえ乾!
周りの目?大丈夫だ、コートでの黄金ペアのいちゃつきにみんな気を取られているから!
という訳でいっちょ抱き締めさせてみよう!
***
試合後のいつものアドバイス。
けれど今日の先輩はどこか上の空だった。普段は滑らかに流れていく説明も歯切れが悪い。
試合に負けた俺より沈んでいるような先輩を見上げて、どうやら俺は訝しげな顔をしたらしい。
広げていたノートが閉じられる。
「…何?」
「いや、アンタ、妙に元気がねえから…」
ピクリと眉が上がる。思い当たる節があるらしい。
いつもはこんな風に分かりやすい反応を示す人じゃないだけに少し気になった。
「なんか、あったんスか?」
そう問いかけた瞬間に俺は抱き寄せられていた。
「!!ちょっ乾先輩!?」
こんなに人が集まっている所で冗談じゃない。一生の恥だ。
けれど何とか振りほどこうとしてもいつにない力で腕もまともに動かせない。無言のままの先輩は離してくれる気は無いようで、力は一向に弱まらない。
「離せって!」
仕方がないので足を踏んづけてやろうと膝を上げたかけたところでぼそっと低い呟きが洩れた。
「途中……」
「え?」
「ちょっと見てられなかった…」
「…?」
硬い声でそう言ったきりまた押し黙る。咄嗟には意味が分からない。
俺を見ていられない?
…ああ、そうか。
あれは自分でも、みっともなかったと思っている。
思い当たった瞬間無意識に強ばった体を大きな手がゆっくりと撫でた。押し殺されていた息が大きく吐かれて耳元を掠める。
「でもやっぱりお前は強くて…」
今度は和らいだ声で、でもどこか泣きそうな震えを滲ませながら自分に言い聞かせるように先輩は言った。
そしてまた、沈黙。
周りには今も歓声が渦巻いているはずなのに、耳に届くのはただ先輩の小さな息遣いだけ。自分の呼吸も聞こえないくらい。
一緒に黙り込んでしまった俺に気づいたのか、先輩は少し腕を緩めてくれた。
「…ごめん。抱き締めずにはいられなかったんだ」
いつものトーンを取り戻して謝ってくる。
胸がぴったりとくっつくくらいに抱き締められるとお互いの顔は見えない。
急にそのことが気になって体を捩るけれど髪が頬を刺しただけで表情を見ることは叶わなかった。
「先輩…」
思わず呼び掛けると、今度は俺が泣きそうになる番だった。
「お疲れさま。すごく…格好良かったよ」
耳に吹き込むように囁かれた言葉に、試合を終えても未だ張り詰めていた気持ちの糸がスッと緩む。深い声が体全部に溶け込んでいくみたいで、指先まで熱くなる。
ちくしょう、どうすりゃ良いんだ。
「アンタも…、」
「え?」
この温かさに上手く応える術など俺は持っていない。だけど…。
「アンタも格好良いところ、見せろよ」
たまには…、と付け足すと酷いなと言いながら笑う気配が首筋でする。
「うん、でも…、俺も頑張るよ」
あと5秒だけ。5秒経ったら蹴り倒してでも離れてやる。
だからその間だけは。
やっと少し動かせるようになった腕をその広い背中に回して、俺はぎゅっと力を込めた。
***
これくらい夢見たって良いですよね?
まさに夢の産物っていうくらい訳分からんものを書いてしまった…。っていうかこの乾は私の代理のような気もしなくもない…。
その後のD1応援もバッチリ隣で…ナイスポジションだ乾!!
海堂も10.5の持ち物検査での“海堂は常に予備のバンダナを持ち歩いている”という設定が生かされて、早速バンダナをつけて気合いを入れ直した様子。
ああ、あの神々しいばかりの煌めきを放つ黒髪は常人の目には刺激が強過ぎたのかしら…。
そんなに出し惜しみしなくても…とも思いますがたまに垣間見れるからこそ更にグッとくるというものですよね。欲張っちゃいけません。
それでは乾さん、今度こそこのポジションを維持し続けて下さい!頼んだよ!
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