Genius213/思い
乾のすべてが…通じない!?
冒頭からこのアオリはキツイです…。
先週はラストで膝をついてしまった乾ですが、なんとか持ち直して懸命にボールを追っています。
柳のスマッシュを返したもののボール一個分届かず。しかも入っていても確実に決められる位置に既にいる柳…。
この試合の中で一番「強い…!」と思ったシーンでした。
この得点でついに5-4。
ここで海堂がフェンスをグッと握りしめているのがすごく…乾に対する思いが溢れてるって感じで…良かったです。
ギャラリーもすっかり立海モード。
長太郎、背高いなあ…。立ち位置のせいでもあるけどすらっとしててカッコイイですね。
ジローは起きてるのかな、フェンスにもたれて寝てないかな…と微妙に心配です。
あ、あと宍戸、この試合乾は最後の一球まで気を抜いたりは絶対しないと思うからそこは安心(?)してもいいと思うよ。
チェンジコートでベンチに戻る乾。脚、長っ!
というか、ベンチに座って足元を見つめるこの乾にグッときました。戦う男…!
しかもこのベンチの後ろには海堂がいるんですよね…。
うわ、どんな顔でどんな気持ちでこの背中を見つめてるんだろ…!
立海ベンチ。
ジャッカルはやっぱりいい人。
仁王、真顔で「ピヨ…」とか言われても…。
「プリッ?」
「ピヨ!」(合言葉風に)
…楽しいかもしれない。
一方の青学ベンチは、全員勝ちたいという思いを新たにしています。
ここで海堂の表情が出てないのが逆に良いよね。(タカさんも出てないけど…)
乾海的に。(そこか)
きっと神でも描き表しきれなかったんだよ。
試合再開。5-4でサービス柳。
「行くぞ貞治 覚悟!」
「…俺は絶対に負けない」
わ、あの時と同じ台詞…!とドキドキ、した、ら…、本当に同じ!?
だってこの前は5-3って(禁句)…まあそれは単行本で直してくれるなら良いです。
えっと、これは最初から狙ってたの?それともがむしゃらにプレイしてそれでも敵わずベンチでデータノートに触れて思い出したの?どっち!?
ずっと柳が言ってきた「自分のプレイスタイルを捨てた者に勝利はない」という言葉を考え合わせると前者なのかな。
でも今までのが演技とかハッタリというわけでもないと思うんだけど、その辺どうなんですか先生!!
あ、もしかしてあの時の試合中も途中で乾はデータを捨てたプレイをしてたのかな?それを忠実に再現?
いや、だけど乾がデータを完全に捨てたんじゃないということが分かって嬉しいです。
しかしなんというか、乾は「あの時の」決着をつけたかったんだなあ、と。
スコアも試合運びもなるべく再現して、あの時の続きを。
それにはリードされなきゃいけないわけだけど、それは決して柳をあなどっているんじゃなくて、きっと全力を尽くしてギリギリでやっとこの舞台に持ち込めたんだよね。
「蓮二 ここから先のデータは無い。決着をつける!!」
「返り討ちにしてやるぞ貞治っ!!」
ここの乾は本当に、本当に格好良い…。
ある意味ここからが真に乾がデータを捨てるときとも言えるんじゃないでしょうか。
4年と2ヶ月と15日抱え続けた過去を今こそ凌駕するとき!越えて!!
で、駄目押しっぽくラストに登場の跡部。
最近のコノミンはアオリの構図(cf.赤也)がお気に入りなんだなあと。
樺地の瞳が愛らしい。
「この試合…奇跡が怒るかもしれねーなぁ」
「そうだろ…手塚よ」
もしかして来週の巻頭カラーは跡部と手塚ですか…?(あり得る…)
コナミとインチャネで出ずっぱりなんだから、歌も満足に歌わせてもらえない乾にちょっと譲ってあげてよ…。
っていうかさ、跡部は『奇跡』と言うけれど、ちょっと待ってよ。
そりゃあ柳の方が歴然と格上で下馬評では乾の勝利は絶望的なんだろうけどさ、この試合のために4年と2ヶ月と15日たゆまぬ努力を重ねてきた乾の勝利(まだ分からないけど)を奇跡なんて他力な言葉で片付けるのはやめてほしい。
『奇跡』だと思えるほどの結末を呼び寄せるだけの『努力』をしてきたんだよ!(憤慨)。
あれだけ必死に頑張っている乾に対して、それを奇跡だなんて今までの積み重ねをを否定するようなことは言えないし言いたくない。
まあ跡部には知る由もないことだろうから仕方ないのだろうけど。
くそう、負けんなよ!乾!!
あんたの努力を知っている人達はそれを奇跡だなんて思わないさ!
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